(PHP 4 >= 4.0.4, PHP 5)
ldap_set_option — 指定したオプションの値を設定する
指定したオプションの値を newval に設定します。
ldap_connect() が返す LDAP リンク ID。
パラメータ option は以下のいずれかとなります。
オプション | 型 | 〜以降で使用可能 |
---|---|---|
LDAP_OPT_DEREF | integer | |
LDAP_OPT_SIZELIMIT | integer | |
LDAP_OPT_TIMELIMIT | integer | |
LDAP_OPT_NETWORK_TIMEOUT | integer | PHP 5.3.0 |
LDAP_OPT_PROTOCOL_VERSION | integer | |
LDAP_OPT_ERROR_NUMBER | integer | |
LDAP_OPT_REFERRALS | bool | |
LDAP_OPT_RESTART | bool | |
LDAP_OPT_HOST_NAME | string | |
LDAP_OPT_ERROR_STRING | string | |
LDAP_OPT_MATCHED_DN | string | |
LDAP_OPT_SERVER_CONTROLS | array | |
LDAP_OPT_CLIENT_CONTROLS | array |
LDAP_OPT_SERVER_CONTROLS および LDAP_OPT_CLIENT_CONTROLS はコントロールのリストを必要とします。 これは、値がコントロールの配列である必要があることです。 コントロールは、そのコントロールの ID である oid、オプションの value、オプションのフラグ criticality からなります。PHP において、 コントロールはキーが oid で値が文字列、 二つのオプションの要素からなる配列で指定されます。オプションの要素は、 キーが value で値が文字列、そしてキーが iscritical で値が論理値となります。 iscritical を省略した場合のデフォルトは FALSE です。詳細は » draft-ietf-ldapext-ldap-c-api-xx.txt を参照ください。また以下の二番目の例も参照ください。
指定したオプション option の新しい値。
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。
例1 プロトコルバージョンの設定
<?php
// $ds はディレクトリサーバーへの有効なリンクIDです
if (ldap_set_option($ds, LDAP_OPT_PROTOCOL_VERSION, 3)) {
echo "LDAPv3 を使用します";
} else {
echo "プロトコルバージョンを 3 に設定できませんでした";
}
?>
例2 サーバコントロールの設定
<?php
// $ds は値を持たないディレクトリサーバコントロールへの有効なリンクID
// です。
$ctrl1 = array("oid" => "1.2.752.58.10.1", "iscritical" => true);
// iscritical のデフォルトは、FALSE です。
$ctrl2 = array("oid" => "1.2.752.58.1.10", "value" => "magic");
// 両方のコントロールを試します
if (!ldap_set_option($ds, LDAP_OPT_SERVER_CONTROLS, array($ctrl1, $ctrl2))) {
echo "サーバコントロールの設定に失敗しました。";
}
?>
注意:
この関数は、OpenLDAP 2.x.x または Netscape Directory SDK x.x を使用している場合のみ利用可能です。