(PHP 4 >= 4.0.6, PHP 5)
openssl_pkcs7_encrypt — S/MIME メッセージを暗号化する
openssl_pkcs7_encrypt() は、 infile という名前のファイルの内容を RC2 40 ビット暗号により暗号化します。この内容は、 recipcerts で指定した意図する受信者によってのみ読むことが可能です。
X.509 証明書または X.509 証明書の配列。
headers は、 暗号化された後にデータの前に付加されるヘッダの配列です。
headers はヘッダ名をキーとする連想配列または添字配列であり、 各要素には、各ヘッダ行が一行ずつ含まれています。
flags は オプションとして使用可能であり、エンコード処理を変更するために指定します。 PKCS7 定数 を参照ください。
cipherid で暗号を選択可能です。
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
5.0.0 | cipherid パラメータが追加されました。 |
例1 openssl_pkcs7_encrypt() の例
<?php
// 暗号化するメッセージを nighthawk という名前の外部の秘密の
// エージェントに送信します。送信先の証明書をファイル nighthawk.pem に
// 有しています。
$data = <<<EOD
Nighthawk,
Top secret, for your eyes only!
The enemy is closing in! Meet me at the cafe at 8.30am
to collect your forged passport!
HQ
EOD;
// キーを読み込む
$key = file_get_contents("nighthawk.pem");
// ファイルにメッセージを保存
$fp = fopen("msg.txt", "w");
fwrite($fp, $data);
fclose($fp);
// メッセージを暗号化
if (openssl_pkcs7_encrypt("msg.txt", "enc.txt", $key,
array("To" => "nighthawk@example.com", // 連想配列の構文
"From: HQ <hq@example.com>", // 添字配列の構文
"Subject" => "Eyes only"))) {
// メッセージを暗号化し、送信します!
exec(ini_get("sendmail_path") . " < enc.txt");
}
?>