(PHP >= 5.3.0, PECL phar >= 2.0.0)
PharData::copy — phar アーカイブ内のファイルを、phar 内で別の新しいファイルとしてコピーする
phar アーカイブ内のファイルを、そのアーカイブ内で別の新しいファイルとしてコピーします。 これは、phar ストリームラッパーでの copy() と同等の操作をオブジェクト指向で行うものです。
成功した場合に TRUE を返します。しかし、より安全を期すなら try/catch ブロック内で使用して例外がスローされないことを確認するといいでしょう。
コピー元のファイルが存在しない、コピー先のファイルが既に存在する、 書き込みアクセスが無効になっている、どちらかのファイルのオープンに失敗した、 あるいはコピー元のファイルの読み込みに失敗した場合に UnexpectedValueException をスローします。 変更内容の phar への書き込みに失敗した場合は PharException をスローします。
例1 PharData::copy() の例
この例は、PharData::copy() の使用法のほかに それと同等の操作をストリームラッパーで行う方法を示すものです。 これらの方式の最大の違いはエラー処理です。 PharData のすべてのメソッドは例外をスローしますが、ストリームラッパーの場合は trigger_error() を使用します。
<?php
try {
$phar = new PharData('myphar.tar');
$phar['a'] = 'hi';
$phar->copy('a', 'b');
echo $phar['b']; // 出力は "phar://myphar.tar/b"
} catch (Exception $e) {
// エラー処理
}
// 上のコードと同等の処理をストリームラッパーで行う例。
// エラー時には例外ではなく E_WARNINGS が発生します
copy('phar://myphar.tar/a', 'phar//myphar.tar/c');
echo file_get_contents('phar://myphar.tar/c'); // 出力は "hi"
?>