メッセージングやキューイングの関数を実行するには、 メッセージングサーバとの接続が確立されていなければなりません。そのためには、 SAMConnection オブジェクトを作成してその "connect" メソッドを実行します。 その際に、接続用のプロパティを指定します。SAMConnection オブジェクトが破棄されるまでの間は、接続が使用可能となります。 SAMConnection オブジェクトは、PHP スクリプトが終了する際に破棄されます。
メッセージングサーバに接続する際にはデフォルトのプロパティを使用することもできますが、 最低限、使用するプロトコルだけは PHP スクリプトで指定しなければなりません。
例1 接続の作成、およびリモートの WebSphere MQSeries Messaging Server への接続
<?php
$conn = new SAMConnection();
$conn->connect(SAM_WMQ, array(SAM_HOST => 'myhost.mycompany.com',
SAM_PORT => 1506,
SAM_BROKER => 'mybroker'));
?>
例2 接続の作成、およびリモートの WebSphere Application Server への接続
<?php
$conn = new SAMConnection();
$conn->connect(SAM_WPM, array(SAM_ENDPOINTS => 'localhost:7278:BootstrapBasicMessaging',
SAM_BUS => 'Bus1',
SAM_TARGETCHAIN => 'InboundBasicMessaging'));
?>
例3 接続の作成、および MQTT サーバへの接続
<?php
$conn = new SAMConnection();
$conn->connect(SAM_MQTT, array(SAM_HOST => 'myhost.mycompany.com',
SAM_PORT => 1883));
?>